相続税の支払いは必ずするものですか?

Q、財産が残されていた場合には相続税の支払いを必ずしなければならないのでしょうか?

我が家はこれから被相続人が残した財産について分割協議を行っていかなくてはなりません。
相続人となるなら私と母、そして兄になるのですが、この3人で財産を相続した場合必ず相続税の支払いを行わなくてはならないのでしょうか?
それぞれ自分たちの生活があり、経済的な余裕などもなく特に私は小さな子供を抱えていますので、多額の相続税を支払わなくてはならないことになると、すぐにお金を準備することができません。
残された財産そのものもそんなに多いものではなくこの財産で余裕のある生活ができるかといえば、そこまでのものではありません。

しかし、遺産相続では相続税の支払いが大変だという話をこれまで何度も耳にしてきていますので、必ず支払わなければいけないものといった認識があります。
また相続税の支払いをするまでにはどのような手続きが必要なのでしょうか?
他の税金等は支払期限が決まっていると思いますが、相続税の場合には支払期限等についてどのような定義がありますか?

初めてのことで私を含め、相続人となる母も兄も遺産相続についてまったくといって良いほど知識がありませんので、とても困っています。

A、残された財産が控除金額を超える場合には相続税の支払い義務があります。

財産がどれだけ残されているのかで相続税を支払わないが変わってきます。
相続人に対する基礎控除額は36000万円までと決まっていますので、これを超える財産が残っていれば、相続税の対象で考えていかなくてはなりません。
反対に3000万円を超える財産が残っていなければ、相続税の支払いをする必要はありませんので、相続人同士で分割協議を行うと良いでしょう。

また、36000万円を超える財産が残っており、実際に相続税の対象となるような状況であれば相続税の計算などをする上で知識がないとわからないことだらけになりますので、税理士さんに相談しながら、相続税の計算などをお願いすると良いです。
原則として相続税の支払いについては財産が残されていることを知ってから8ヶ月以内といった決まりがあります。
現金としての財産だけではなく、土地や家などが残っている状態であれば、こういった部分についてもまずは評価額として申請をした上で相続税の支払いをする必要が出てきます。
そのためどの程度の財産が残されているのかについても十分把握した上で相続税に関して考えていかなくてはなりません。

特に土地や家などが残されている場合には評価する際に、税理士さんにお願いするのか、不動産鑑定士にお願いするのかによってもそこでの鑑定費用や評価額そのものが違ってくるので、できるだけ早いうちから行動を起こすと良いでしょう。
土地や家などの場合には価格が変動してしまうことがありますので、急いだ方が良い内容と言えます。
実際に相続税の支払い義務が生じる場合には該当する相続人が全て相続税を納めなければなりませんから、こういった部分についても平等な支払ができるように、相続人同士の中で協議を行っていきましょう。
特にトラブルが発生してしまう懸念がなければ公正証書を作らなくても良いですが、今後、遺言書が見付かり他にも相続人がいた場合や今現在、相続人となっている3人の中でうまく話し合いがまとまらないようであれば、税理士さんを立てて分割協議を行った後、相続税を納めた段階で公正証書を残すようにしましょう。