初めての遺産相続、何から始めればいいの?

Q、父が亡くなり初めての遺産相続を行います。まずは何から行っていくべきなのでしょうか?

父が亡くなったことで、これから初めての遺産相続の協議をしなければなりません。
とはいえ相続人は母と私しかいないのですが、まずどんなことから手をつければ良いのかわかりません。
母は葬儀や四十九日など手続きに気疲れをしてしまい、元気もない状態で父が残してくれた財産に手をつけなければならないので、私がメインで様々な手続きなどをしていかなくてはならないと思っています。

遺言書などは残っていなかったのですが、どんな財産が残っているのかもわからないし母に聞いても冷静に対処ができるような状況ではないので私自身、何から行って良いのかわかりません。
遺産相続はとても大変で嫌になってしまう人が多いといった話を聞いた事がありますが、実際に自分がその立場になってみるとわからないことばかりでとても困っています。
税理士さんなどに相談しながら進めていく方が良いのでしょうか?
また相続人が母と私だけの場合には残された財産について分割をする上で何か決まりごとのようなものありますか?
母も私も特に自分達の取り分などは気にしておらず2人でどうしようかと話し合っているような状況です。

A、財産をしっかり確認し2人で扱いについて決めることができれば、それで円満な解決となります。

相続人のお母様と質問者様だけということですので、特にトラブルになってしまうような心配はなく、円満な解決ができるのではないでしょうか。
まずはお父様が残してくれた財産についてを把握する必要がありますので、銀行での預貯金をはじめとしてプラスになる財産とマイナスになる財産もしっかり調べるようにしましょう。
例えば、被相続人となるお父様が生前に借金などをしていればこの借金についても相続の対象となりますので、相続人であるお母様と質問者様が引き受けた上で返済を続けていくのか、放棄するのかなどについても考えなくてはなりません。
マイナスとなる借金などがなければプラスとなる財産をしっかり把握した上で2人でどうするかを決めると良いでしょう。

また今後も2人の中でトラブルに発展してしまうような懸念がなければ、わざわざ公正証書に残す必要はないと言えます。
ただし、相続税がかかるほど財産が残されていた場合には相続税の申告をしなければなりませんので申告書を記入して税務署に提出する必要が出てきます。
そういった部分に関しても、銀行への預貯金だけでなく様々な角度で財産を調べていかなくてはならないので、ここは少々大変ですができる限り、被相続人の財産を把握できるように努力しましょう。

銀行での預貯金しか残されておらず、この預貯金はお母様と質問者様が平等に分け合い相続税の支払いなどもないと言う状況であれば、銀行預貯金の引き出しについて必要な書類を提出するのみとなり、その他には公正証書の必要性もなく、あとは遺品の整理や今後の2人の生活についてを考えながら日々を過ごしていくことになります。
必ずしも遺産相続が大変なわけではなく、今回のようなケースでは円満な解決ができる非常に良い例だといえるでしょう。
ただ被相続人が生前、現役で働いていたのであれば、会社などからの保険金がおりることがありますので、こういった書類等については配偶者であるお母様が署名捺印をすることができるように、精神的な部分でも支えてあげる必要があります。